「スキー場」から、「スノーリゾート」へ。
生まれ変わる南魚沼のゲレンデ。
【南魚沼エリア編】
石打丸山、舞子、上越国際といったビッグゲレンデをはじめ、計10ケ所のスキー場(今シーズンは8つのスキー場が営業中)を抱える南魚沼市。お隣の湯沢町と並んで、日本の一大スノーエリアとなっています。
南魚沼市は日本一美味しいコシヒカリの産地であり、豊かな食材とともに雪国独特の食文化が根づいています。「南魚沼市の冬は魅力がいっぱい。スキー・スノボ客だけでなく、もっと多くの人に雪国の魅力を知ってもらいたいと、気軽に訪れてもらうための取り組みが進んでいます」と話すのは、南魚沼市観光協会の植田さん。スキー場から、スノーリゾートへと変わりつつある南魚沼市の魅力を教えてもらいました。
新しいアウトドア&雪山の楽しみ方を提案!
手ぶらで行ける絶景の雪山体験
石打丸山スキー場「スノーガーデンエリア」
「今年の話題はなんと言っても、石打丸山スキー場の『スノーガーデンエリア』がオープンしたことですね」と話す植田さん。石打丸山スキー場と言えば、昨シーズン70周年を迎え、80年代にスキーブームが訪れる前から営業していた伝統あるスキー場です。そんな老舗スキー場が数年前から大きく変貌しています。
「『スノーガーデンエリア』に行くには、まず山麓にあるリゾートセンターからゴンドラに乗るんですが、このゴンドラ『サンライズエクスプレス』は、スキー・スノボ客じゃなくても乗車OK。世界最新鋭のゴンドラで、乗り心地も快適。これに乗るだけでもワクワクします」と植田さん。
ゴンドラを降りると、スキー場中腹に作られた広大な「スノーガーデンエリア」が広がります。「テラスにはベンチやスノードームが整備されているので、思いのままに過ごしてください。雄大な越後三山を眺めたり、温かいコーヒーを飲んだり。透明なスノードームは予約制なんですが、スノーガーデン利用券のほかに追加料金はありません。絶対に入ってみたいですよね」。子供連れのファミリーならスノーシューやスノーチューブなど雪のアクティビティを楽しみましょう。
問い合わせ |
石打丸山スキー場
スノーガーデンエリアの情報はこちら
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所在地 |
南魚沼市石打1655 |
電話 |
025-783-2222 |
料金 |
サンライズエクスプレス往復券:
大人1,500円、ジュニア(小学生以下)1,000円
スノーガーデン1日利用券:
大人1,500円、ジュニア(小学生以下)1,000円
セットプラン(大人のみオリジナルタンブラー付):
大人3,000円、ジュニア(小学生)2,000円、未就学児童1,500円
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レンタル(一日) |
ウエア 大人3,900円、ジュニア(小学生以下)2,800円
長靴:
大人・ジュニア共通1,000円
(手袋、帽子、ゴーグルはショップにてお求めください)
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アクセス |
[電車] 上越新幹線「越後湯沢」駅から無料シャトルバスで約10分
[自家用車] 関越自動車道「塩沢石打IC」から車で約5分
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リンク |
地図はこちら |
ヨーロピアンな空間でいただく
フワフワ&熱々のパンケーキ
オーストリアスノーハウス「雪山のパンケーキ」
ゴンドラを降りたところにあるのが、ヨーロッパのスノーリゾートを思わせる「オーストリアスノーハウス」。ここはスノーガーデンの起点になっており、利用受付をはじめ、テラスで楽しむドリンクやテイクアウトメニューの販売もしています。暖炉が印象的な空間で、こちらでゆったりとくつろぐのも、もちろんOK。
「こちらの自慢がパンケーキ。スノーガーデンに来たらこれは必ず食べてほしいですね。地元パティシエと開発したもので、ふわふわのパンケーキの上にアイスクリームやフルーツがたっぷり乗っているんです」と、甘いもの好きな植田さんは話します。これは「ダッチベイビー」と呼ばれるドイツ風のパンケーキで、鉄のフライパンの上で熱々が提供されます。さまざまな種類があり、どれにしようか迷ってしまいそう。雪遊びで疲れた体にエネルギーをチャージしてくれます。
問い合わせ |
石打丸山スキー場 |
所在地 |
南魚沼市石打1655 |
電話 |
025-783-2222 |
料金 |
雪山のパンケーキ・ミックスベリー:990円
雪山のパンケーキ・ハニーレモン:990円
雪山のパンケーキ・スペシャルトッピング(サイズ2倍):1,980円
ホットチョコレート:660円
コーヒー:385円
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アクセス |
[電車] 上越新幹線「越後湯沢」駅から無料シャトルバスで約10分
[自家用車] 関越自動車道「塩沢石打IC」から車で約5分
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リンク |
地図はこちら |
雪山が初めての子どもと遊ぶならこちら!
スケールが違う「ソリランド」
上越国際スキー場
「他のスキー場も、雪遊びだけでも楽しめる場所が増えています。小さなお子さんを連れて行くなら、まずこちらですね」と植田さんがおすすめするのは、上越国際スキー場。
「こちらはキッズランドもあるのですが、ソリランドのスケールが違うんです!」他のスキー場よりもワイド&ビッグなソリ専用ゲレンデがあり、ソリだけでもかなり満足度が高いそう。さらに貸し出してくれるソリの種類も豊富。「小さい子どもはソリしかできないと思うんです。こちらのソリランドなら、大人も子どもも楽しい。飽きずに一日遊べますよ」と植田さんは話します。
また、子ども連れにおすすめする理由が、キッズランド・ソリランドがホテル・グリーンプラザ上越の目の前にあること。「雪が強くなってきたり気温が低くなったら、すぐに避難できるところがいいですね。ホテルがすぐそばにあるので、親も安心して遊ぶことができます」。
問い合わせ |
上越国際スキー場 |
所在地 |
南魚沼市樺野沢112-1 |
電話 |
025-782-1028 |
料金 |
キッズパラダイス入場券:大人・子ども共通500円
ソリランド:無料(日帰りの方はリーゼン第2ロマンスリフト乗車券が必要)
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レンタル(一日) |
ウエア:大人3,500円、子ども2,500円
(グローブ、ゴーグル、帽子など小物類のレンタルはありません)
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アクセス |
[電車] ホテル宿泊の方:上越新幹線「越後湯沢」駅から無料シャトルバスで約25分
日帰りの方:上越新幹線「越後湯沢」駅からJR上越線に乗り換え「上越国際スキー場前」下車0分
[自家用車] 関越自動車道「塩沢石打IC」から車で約7分
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リンク |
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見せるだけで特典付き!
おトクな手帳を持って湯めぐりへ
南魚沼温泉郷 湯めぐりスタンプラリー「お湯印帳」
「雪遊びで疲れたら、ぜひ温泉へ。あまり温泉地のイメージはありませんが、南魚沼市は温泉も豊富なんですよ」と植田さん。市内には13の温泉があり、15ヶ所以上の日帰り入浴施設が。東京からIターンで南魚沼に移住した植田さんも、温泉の豊富さに驚いたそう。「スキー場にも温泉が併設されていますが、せっかく来たのですから、ぜひ温泉宿の日帰り入浴へ。スタンプラリー参加施設でこのお湯印帳を見せると、うれしい特典がありますよ」。
お湯印帳は南魚沼市観光協会などで配布しています。さらにスタンプを集めると、達成条件によって異なりますが、魚沼産コシヒカリなど豪華なプレゼントがもらえるそう。山あいの風情あふれる一軒宿や、絶景の露天風呂を持つお宿など、個性豊かな雪国の温泉を楽しんでみては。
ほてる木の芽坂
六日町温泉 坂戸城
家族で絶叫しながら楽しむなら、こちら!
スリル満点のアクティビティに挑戦
舞子スノーリゾート
「お子さんが少し大きくなっているなら、舞子スノーリゾートがいいと思います。もちろん小さなお子さん連れも大歓迎です」と植田さん。その理由は、「ちょっとスリリングな雪のアクティビティが充実しているから」だそう。
舞子スノーリゾートには長嶺エリアと舞子エリアの2つのエリアがありますが、どちらにもキッズパークを併設。舞子高原ホテル付近にある「MAIKO SNOW LAND」では、雪上をスノーモービルで引っ張る迫力満点の「雪上バナナボート」や、スノーモービルの運転にもチャレンジできます。また、子供向けのスクールも充実しているのも特徴。ここでの雪遊びをきっかけに、初めてのスキー・スノボにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
さらに、舞子エリア(ファミリーコース除く)では、スノーモト・スノースクートが滑走可能。上達するほどスリルとスピード感が味わえるのでおススメです。
問い合わせ |
舞子スノーリゾート |
所在地 |
南魚沼市舞子2056-108 |
電話 |
025-783-4100 |
料金 |
スマイルキッズパーク入場料:大人・子ども共通 800円
雪上バナナボート:大人・子ども(5歳以上)共通 800円
スノーモービル体験(体験コース):大人・子ども(1人乗りは身長130cm以上)共通 2,000円
スノーモービル体験(ツーリングコース):大人・子ども(1人乗りは身長130cm以上)共通 4,000円
スノーモト・スノースクート(レンタル):2時間2,000円 / 1日3,000円
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レンタル(一日) |
ウエア:大人3,800円、55歳以上・中高生3,500円、小学生2,200円
(グローブ、ゴーグル、帽子などの小物類はショップでお求めください。長靴のレンタルはありません)
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アクセス |
[電車] 上越新幹線「越後湯沢」駅から無料シャトルバスで約25分
[自家用車] 関越自動車道「塩沢石打IC」から車で約2分
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リンク |
地図はこちら |
日本一のコシヒカリを、お腹いっぱいに!
産地だからできる、太っ腹などんぶり企画
「南魚沼、本気(マジ)丼」キャンペーン
最後におすすめのグルメを聞いたところ、「やはり本気(マジ)丼ですね。自慢のコシヒカリをお腹いっぱい食べて帰ってもらいたいです」と答える植田さん。本気(マジ)丼とは、日本一の食味と言われ、高価で稀少なイメージのある南魚沼産コシヒカリを、お腹いっぱい食べてもらおうというキャンペーン。南魚沼市内の50を超える飲食店が、恵まれた食材を贅沢に使って、それぞれの「本気」を見せてくれます。盛りの良さもさることながら、産地だからできる太っ腹な料金設定にも驚くはず。
「地元の人には、お肉ガッツリ系や、海鮮系などが人気ですが、県外から来た方には名産のジャンボしいたけ『天恵菇(てんけいこ「こ」の字はくさかんむりに「姑」)』を使ったどんぶりや、南魚沼きりざい丼といった、地元ならではの味も楽しんでもらいたいです」
キャンペーン期間は2月28日まで。期間後もレギュラーメニューとして提供する飲食店もあるので、問い合わせてみましょう。